ランディングページは、Webマーケティング戦略の中で最も手軽に取り組めるリードジェネレーション施策の1つですが、いざ。ランディングページ(LP)制作を依頼しようとすると制作会社の数が多くてどこに依頼すればよいか分からなくなってしまうというご意見をよくお伺いします。
そこで、本記事では、LP制作実績200件以上の現役ディレクターが厳選したランディングページ(LP)制作会社を10社に絞ってご紹介します。
また、ランディングページ(LP)制作会社を選定する上での選定基準についてもご紹介いたしますので、これからランディングページ(LP)制作をご検討されている方やどこの制作会社に依頼しようか迷われている方は是非、ご活用ください!
現役ディレクターが教えるランディングページ(LP)制作で失敗しないための選定基準
お客様との商談中によくお伺いすることとして、「どこに依頼したらよいか分からない?」と「制作会社各社の提案が似たり寄ったりでどこがちがうのか?分からない?」というご意見を近年、お伺いすることが増えました。
これはコロナ以降、Webマーケティングに取り組む企業が増えたことで、それまでランディングページ(LP)制作を行っていなかった制作会社や広告代理店が新たに取り組みだしたことが挙げられます。
ここで注意しないといけないのは、こうした新たに取り組んだ制作会社の中にはランディングページ(LP)制作が本当に強い制作会社の真似しているだけで、ランディングページ(LP)制作する上でのポイントや本質を理解されていない制作会社や広告代理店などが多いように感じます。
実際、LPOのご相談を頂くお客様のランディングページ(LP)を拝見させていただくと○○円以上の制作費をかけて制作したとは思えないようなクオリティのページに出会うことが往々にしてあります。とはいえ、そういった制作会社や広告代理店などは真似をしているため、リテラシーやランディングページ(LP)制作にある程度、知見がないとなかなか見抜けないところがあります。そこで、本記事ではランディングページ(LP)制作が本当に強い会社なのか判断する選定基準について解説します。
まずは、サービス対応範囲を明確にしましょう
ランディングページ(LP)制作の依頼をしたけれど、ヒアリングシートを大量に送られてきて、結局、ほとんど自社で制作しているというケースも少なくありません。
弊社にご相談いただく方から、以前に頼んだ業者はページ構成から原稿まで自分たちで準備する必要があるからかなり大変だったというエピソードをよく耳にします。
作業内容と制作費用の関係が不明確な場合、「こんなはずではなかった!」や「担当者の話と違う!」というように、誤解が生じてトラブルになる恐れがあります。費用に何が含まれているのか、また何が含まれていないのかをしっかりと把握し、その上で依頼する行を選定することが重要です。
とはいえ、どこの会社も同じような制作工程や作業内容が多いかと存じます。
次の内容では、ランディングページ(LP)制作が本当に強い会社なのかを見極めるポイントをそれぞれ解説していきます。
どこまでリサーチにこだわっているか?
ランディングページ制作において、リサーチは非常に重要な工程です。多くの方がリサーチの重要性は既に認識されているかと思います。ただし、リサーチの方法は各制作会社や広告代理店によって異なるので注意が必要です。
そもそも、リサーチを実施しない会社もあります。リサーチしない制作会社は論外ですが、ランディングページ(LP)制作が本当に強い制作会社を見極めるポイントは”どこまでリサーチにこだわっているか?”という点です。
マーケティングでもっとも有名な格言のひとつに、「ドリルを買いに来た人がほしいのは、ドリルではなく、穴である」というものがあります。リサーチで知りたいのは、”穴をあけたい”というユーザーのニーズとなぜ、ユーザーは穴をあけたいと考えているか?ということです。しかし、リサーチが浅い制作会社に依頼してしまうと「お客様のニーズは”ドリル”なので性能面をどんどん訴求しましょう!」と的外れの提案をされてしまいます。
では、どのように見極めるのかというと、下記の質問を商談の際に聞いてみましょう!
・どんな目的でどのようなリサーチをするのか?
・過去に制作した事例でどのようなリサーチを行い、どんな仮説を立てたのか?
・仮説の結果、どうだったのか?
仮説を聞く事例は、同じ業界がベストですが、なるべく近い業種の事例を聞いてください。
また、可能であれば、実際のリサーチ資料も見せてもらいましょう。
その上で、合理性や納得感がある仮説を提示してくれるようであれば、問題ないかと思います。
セールスコピーの技術がある会社か?
次に見極めるポイントは、LP制作を理解したセールスコピーのスキルがある会社かどうかです。
セールスコピーとは、特定のターゲットに対して、自社の商品やサービスを購入させたり、申し込みや問い合わせを促すために作られる文章のことです。
ランディングページ(LP)においても、セールスコピーの技術が求められます。なぜなら、ランディングページでも同様に、ユーザーに何らかのアクションを促す必要があるからです。そのため、ただ読んでもらうだけでなく、行動を促させるようなセールスコピーのスキルが必要になります。
単なるコピーライターではなく、ランディングページに理解したセールスコピーの技術を持った担当者がいるかを確認することが重要です。
近年、「ライター」を名乗る人が増えてきました。多くの方がライターを一括りに考えがちですが、ランディングページ制作を理解したセールスコピーを書ける人間は少ないのが現実です。
よく「ライター」を名乗る人物からランディングページのセールスコピーを代行しますと営業メールを頂きますが、ポートフォリオを拝見させていただくとただの文章の羅列になっているような物がほとんどです。
例えば、ランディングページ(LP)のメインビジュアルで使用するキャッチコピーは通常、30文字前後で納めるのがセオリーなのですが、50文字以上の長文になっていたり、その他の文章についても、スマホのことを考慮されていなかったりします。
恐らくランディングページの完成イメージが全くできていないのだと思います。
ランディングページ(LP)制作を理解していないにも拘わらず、ランディングページ(LP)制作が得意と豪語される「ライター」さんは意外に多いので注意が必要です。
それでは、セールスコピーの技術がある会社を見極める方法として、以下を確認してみましょう。
・サービス資料がなくても、ライティングをしてくれるか?
・ランディングページ(LP)制作に精通しているか?
・幅広い業界に携わった経験があるか?
初めの質問はライティング対応の可否を確認する質問です。
次の質問はライティングページ(LP)制作工程やポイントをちゃんと理解しているかです。先程、例として挙げたキャッチコピーの文字数でもそうでしたが、どのようなページになるかイメージができていないライターさんは意外にも多いのが現状です。そのため、依頼する会社のライターさんにランディングページ(LP)制作経験があるか確認してみましょう!
そして、最後の質問は発想力や視野の広さを確認する質問です。専門誌や専門記事の依頼ならば、業界に特化したライターさんがよいですが、ランディングページ(LP)制作の場合には注意が必要です。なぜならば、もし一つの業界にしか精通していない場合にセールスコピーが競合他社と似通ったものになってしまう可能性が高いからです。
例えば、大手広告代理店のコピーライターは多種多様な業界の広告コピーを作成しており、特定の業界に限定されることなく、幅広い分野で活躍しています。
特定の業界だけしか対応できないライターであれば注意しましょう!
ランディングページ(LP)デザインをちゃんと理解したデザイナーが在籍しているか?
次の見極めるポイントは、ランディングページ(LP)のデザインを理解しているデザイナーが在籍しているかです。ランディングページ(LP)のデザインは、インパクト、読みやすさ、伝わりやすさを重視して制作する必要があります。また、通常のWebページよりも長いページになるため、最後まで読み進めてもらえるように様々なテクニックが求められます。
近年では、副業ブームの影響もあり、ランディングページ(LP)デザイン制作ができると謡う「デザイナー」も増えています。しかしながら、ランディングページ(LP)をちゃんと理解しているデザイナーさんはほんの一握りのように感じます。
というのも、数多くのデザイナーさんから業務委託のご相談をいただくのですが
ポートフォリオを拝見させて頂くと、長いだけの最後まで読まれないWebページのことを
ランディングページだと主張されることが多いです。
それではランディングページ(LP)デザインを理解したデザイナーが在籍している会社なのかを見極めるには、実際に制作したデザインを確認してみましょう。
その際に制作実績で確認すべき点は以下のポイントです。
・視線を誘導するデザインになっているか?
・CTAボタンは立体的なデザインになっているか?
・メリハリのあるデザインになっているか?
最初の質問にある視線誘導デザインとは、ユーザーが自然と重要な情報やコンバージョンポイントに目を向けるようにするための視覚的な手法です。色のコントラスト、サイズ、空間の配置などのデザイン要素を駆使して、ユーザーの視線を意図的に導くためのデザインです。最後まで読み進めてもらえるようなデザインであるか確認してみましょう。
次の質問に出てくるCTA(Call To Action)ボタンとは、ユーザーにアクションを促すためのボタンです。立体感のあるデザインにすることで、直観的にボタンとして認識してもらい、ユーザーのアクションを促進します。ボタンの影、ボタンのカラーグラデーション、ボタンの形状などを強弱つけていくことでコンバージョンにつながるCTAボタンをデザインするのが望ましいです。
そして、最後にランディングページは縦長であるため、読み飛ばされるのを前提に、拾い読みができるようメリハリのあるデザインを制作されていることが重要です。ランディングページ内の重要な情報を際立たせる、異なるフォントサイズや太字を使用する、差し色を使う、空白を使うことでメリハリのあるデザインになっているかを確認しましょう!
制作後の改善対応はしっかりしているか?
ランディングページがいつも予想どおりの効果を生むわけではありません。
成果がすぐに現れる場合もあれば、そうではないケースも考えられます。
ランディングページは、業界の動向や競合の影響を受けやすいため、最初は成果が上がっていても、急に効果が落ちることがあります。
さらに、運用後に分析を行うと、当初の想定とは異なる仮説や訴求が必要になることがよくあります。そのため、ランディングページ(LP)制作に力を入れることも重要ですが、制作後の分析や改善も重要となります。
制作後の改善対応を見極めるポイントとして、以下を確認してみましょう。
・制作後にヒートマップツールなどの導入をお願いできるか?
・原因や改善のための具体的なアクションプランを策定してくれるか?
1つ目の質問は、効果測定ツールのご案内をしてくれるかを確認する質問です。
おすすめのヒートマップツールはどれがよいかも聞いても良いでしょう。
この質問を渋る会社は普段からヒートマップツールなどの効果測定を行っていない
可能性があるので注意したほうが良いでしょう。
最後の質問は、原因の究明と改善策を確認する質問です。
最初に設定した仮説とどのように違いがあったのか?また、改善するためにはどのような改善策が必要なのかを提示してくれるか確認しましょう!
現役ディレクターが厳選、ランディングページ(LP)制作が本当に強い制作会社10選
株式会社ロックビル
株式会社Rockvilは、売上に直結する効果的なランディングページ(LP)制作を得意とする会社です。これまでに累計100億円以上の売上に貢献し、800件以上のランディングページ(LP)制作実績を持っています。ミッションは、お客様のビジネス目標を達成させること。そのために、目的設定からリサーチ、企画、情報構成、デザイン制作、コーディング、そして制作後の運用まで、一貫したサービスを提供しています。
強みは、BtoBサービスの豊富な制作実績とライティングスキルの高さです。
資料がなくても、原稿からセールスコピーの作成まで柔軟に対応してくれます。
制作実績800件以上
制作費(参考)LP制作 30万円~60万円
株式会社オズ・リンク
株式会社Oz link(オズ・リンク)は、企業向けのマーケティング支援を専門とする会社です。特に女性向けの商品やサービスに特化したランディングページ(LP)制作を得意としており、そのノウハウで多くの企業の集客支援を行っています。お客様の声を重視し、Before/Afterの事例を多用した提案で、効果的な集客を実現しています。また、写真撮影や広告運用など、ワンストップでのサービス提供も行っており、PDCAサイクルを繰り返しながら、ビジネス成果を高めてくれます。
制作実績300件以上
制作費(参考)LP制作 50万円~70万円
オリクション株式会社
オリクション株式会社は、300件以上のランディングページ(LP)制作実績を持つ制作会社です。彼らは、大手企業から多種多様な業界にわたるLP制作を行っており、顧客満足度は93%という高い評価を受けています。迅速な納品と高品質な制作物で知られる同社は、他の多くの制作会社がホームページやシステム開発など幅広いサービスを提供する中、ネット広告に特化したLP制作に注力しています。LP、記事LP、バナー、動画、HTMLメールなど、多様なネット広告クリエイティブの制作を手掛けており、その専門性が高く評価されています。
制作実績300件以上
制作費(参考)SPのみ 50万円~
レスポンシブ 65万円~
株式会社ポストスケイプ
株式会社ポストスケイプ(コンバージョンラボ)は幅広い商品やサービスのLP制作実績や、LPOコンサルティング実績が豊富なLP制作会社です。特にBtoB分野のLP制作を得意としており、業界と商品特性を深く理解した訴求力の高いLPを提供しています。制作後の分析と改修にも一貫して取り組んでおり、成果の向上に向けたフルサポートを提供することが特長的です。
制作実績450件以上
制作費(参考)LP制作 60万円~
LPOプラン 20万円~
株式会社ウォルトメディア
株式会社ウォルトメディアは、サプリメントや化粧品のEC定期通販に特化した制作会社です。市場調査、競合分析、販売戦略の立案から商品開発、ランディングページ(LP)制作、リスティング広告やアフィリエイト広告、著名人キャスティングなどのプロモーションに至るまで、一貫したマーケティングサービスを提供しています。特に、健康食品や化粧品のEC定期通販において、スタートアップから売上10億円規模の企業を対象に、リサーチから商品開発、クリエイティブ制作、プロモーションまでトータルでサポートしています。
制作実績記載なし
制作費(参考)LP制作 60万円~
株式会社free web hope
株式会社free web hopeは、ランディングページの制作と運用に特化した制作会社です。2011年の創業以来、BtoB、BtoCを問わず、1000件を超えるランディングページの制作や運用改善プロジェクトを手掛けています。
強みは、セールス専門ライター、ランディングページデザイナー、広告運用担当者の3名がタッグを組んで制作することで、商品理解だけでなく広告とLPのギャップをなくすことにあります。また、制作後の改善も無制限に行い、リリースしたLPを随時改善し、効果を高めることに注力しています。彼らは、ランディングページのデザインだけでなく、セールスライティングやCRMなどトータルで反応率を高めることを重視しています。
制作実績1,000本以上
制作費(参考)LP制作 70万円~
株式会社ニュートラルワークス
株式会社ニュートラルワークスは、500本以上のLP制作実績と3000社以上のクライアント経験を持ち、制作から運用まで一貫してサポートしてくれる実績豊富な制作会社です。
ペルソナの設定から競合分析、最適なプラットフォームの選定に至るまで、多角的な視点で提案してくれます。また、大手ネット広告代理店出身の経験豊かなメンバーが多数在籍しており、制作から運用に至るまでの幅広い相談に対応可能です。
制作実績500本以上
制作費(参考)LP制作 70万円~
デジタルアスリート株式会社
デジタルアスリート株式会社(旧リスティングプラス)は、LP制作と広告運用代行を一括で支援する企業です。商品やターゲットに合わせて設計しており、セールスを熟知したコピーライターとデザイナーが制作してくれます。
Webマーケティング戦略に合わせ、「売れる」LPを提供できるのが強みです。
制作実績記載なし
制作費(参考)LP制作 75万円~
株式会社nanocolor
株式会社nanocolorは、販売戦略をデザインし、ビジネスの成長を支援してくれる制作会社です。商品の魅力を最大限に引き出すランディングページ(LP)の企画立案と制作運用に特化しています。単にコンテンツを作成するだけでなく、戦略的な視点から顧客との接点を創出することに重点を置いています。定性データと定量データを組み合わせた分析を行い、顧客のインサイトを深く理解することで、効果的なキーワード選定やコンテンツ制作を行ってくれます。
制作実績1,000本以上
制作費(参考)SPページデザイン 60万円~
SPデザインを流用したPCページ制作 20万円〜
コンテンツ開発・ライティング・企画構成 20万円〜
株式会社LIG
株式会社LIGは、2007年の創業以来、年間150サイト以上のリリース実績を誇り、大手企業から小規模な個人店舗に至るまで、幅広いクライアントのWebサイト制作を手掛けてきた制作会社です。専門領域は、ビジネスの課題を解決し、ユーザーに直感的に会社の魅力を伝えるWebサイトやランディングページの制作にあります。その卓越した表現力と技術力は、毎年のデザインアワード受賞歴にも反映されています。
制作実績 年間150サイト・累計500サイト以上
制作費(参考) LP制作 100万円~
まとめ
本記事では現役ディレクターが選定したランディングページ(LP)制作が本当に強い会社をご紹介しました。
ランディングページ制作はリードジェネレーション施策の中でも最も手軽に始められる手法の一つですが、成果を出せる会社はほんの一握りになります。ご紹介した制作会社は制作工程や実績が豊富な企業だけを厳選しておりますので、ランディングページ制作会社で迷った際には参考にしていただければ幸いです。
世の中には非常にたくさんの制作会社があるので、その中から自社に合ったところを選ぶのはそう簡単なことではありませんが、長く付き合っていけそうな会社を見つけることができれば、中・長期的な目線でパートナーシップを結び、ビジネスを力強く推進していくことができます。
弊社は現在、全国のお客様と取引があり、オンラインでの相談にも無料で対応しております。ランディングページ制作でお困りの際は、ぜひお声がけください。