ランディングページへの集客方法とは?WEB広告の基本をおさえよう

ランディングページへの集客を考える際に、どのような方法を活用でき、どうすれば費用対効果が高くなるのかが気になるという方も多いのではないでしょうか。

日々進化しているインターネット広告の世界において、集客に使える広告手段は実に多種多様です。混乱しないために、まずは全体像を理解して集客の方向性を定めることをお勧めします。

この記事では、WEB広告に詳しくない人でも分かるように画像や具体例を使いながら、ランディングページへ集客する方法について解説していきますので、参考にしてみてください。

ランディングページへの集客方法は4つに分類できる

ランディングページへの集客方法を大きく分けると、以下の4つに分類できます。

  1. リスティング広告(検索連動型広告)
  2. 純広告
  3. アドネットワーク
  4. SNS広告

それぞれの特徴について、ひとつずつ順番に説明していきます。

【ランディングページへの集客方法1】リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告(検索連動型広告)_イラスト

リスティング広告(検索連動型広告)とは、インターネット検索の結果画面に広告を表示させることができる広告手法です。

インターネットをつかって何か調べものをしたいとき、GoogleやYahoo!の検索エンジンをつかうことが多いと思いますが、キーワードを入れて検索ボタンを押したあとに表示される画面(検索結果画面)に広告が表示されているのはご存じでしたか?

小さく「広告」という文字が表示されているのですが、よく見ないと見逃してしまうかも知れません。
例えば、「税務相談 無料 東京」でキーワード検索をすると、以下のように広告が表示されます。

リスティング広告事例画像

表示される広告の形は、このようになっています。この広告をクリックした人が、設定したURLのランディングページへ流入してくれます。

リスティング広告表現形式_画像

このケースだと、「税務相談 無料 東京」とキーワード検索をした人が、広告のメッセージ、例えば「24時間ネット相談室」という内容に興味をもち、リンクをクリックしてランディングページへ遷移します。

この手法では、広告を表示させたいキーワードをあらかじめ指定することが可能です。広告に画像や動画をつかうことは出来ない仕様になっており、広告見出し文、説明文、リンク先のURLだけを設定することが可能です。

クリック率を上げるためには、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードや購買行動につながりやすいキーワードを選び、魅力的な広告メッセージを表示させることが大切です。

なお、広告の表示形式や配置される場所は、スマートフォンでも同じ検索結果画面です。

【ランディングページへの集客方法2】純広告

スマホでバナー広告を見ているイラスト画像

純広告とは、Webサイトやアプリの画面上に表示される広告のうち、広告主が各媒体に個別で申し込んで掲載するものを指します。

定義が少しややこしく感じるかもしれませんが、詳しくは後ほど説明しますので、まずはどのような広告かを画像で確認してみましょう。

純広告サンプル画像
引用:https://kakaku.com/

ショッピングサイトやニュースサイト、各種アプリなどを閲覧していると、TOPページ等の目立つところに広告が表示されているのを目にすることがあると思います。

人の目線が集まるところに広告を表示させ、その広告をクリックしてもらうことで、ランディングページへユーザーを遷移させることが可能です。形式は画像や動画、テキストの組み合わせです。

広告は人が集まるページに配置されることが多く、閲覧数が高いページほどたくさんのユーザーにアピールできるため、広告の掲載料金は高くなる傾向にあります。人気のTV番組の前後ほどCMの広告料が高くなる、TVCMの仕組みと同じです。

純広告は各媒体と個別に交渉して掲載期間や料金、支払い条件などを決める

電話で商談している男性のイラスト

純広告を掲載したいときは、広告を表示させたいページやサイトを運営している会社に直接問い合わせ、広告メニューの中から条件に合ったものを選びます。そして表示させる期間や掲載料金、クリック課金などの支払い条件について交渉し、契約を結びます。

純広告を扱っているのはアクセス数が稼げる有名サイトだけではありません。個人で運営しているサイトやアプリでも、広告メニューを用意して収益化していたりします。

コアなファンやニッチな層にアピールできることもあるので、気になるメディアがあるときは広告メニューや「広告の掲載について」のような案内ページがないか確認してみるとよいでしょう。
さきほど、純広告の定義について「純広告とは、Webサイトやアプリの画面上に表示される広告のうち、広告主が各媒体に個別で申し込んで掲載するものを指します。」と説明しました。

実は、Webサイトやアプリに表示される広告には、媒体社と個別に交渉・契約しないタイプのものもあり、配信される場所や形式は同じですが違う呼び名で呼ばれているんです。

それが、次に紹介するアドネットワークと呼ばれる広告手法です。

【ランディングページへの集客方法3】アドネットワーク

アドネットワーク広告のイメージイラスト

アドネットワークとは、その名の通り広告のネットワークのこと。様々なサイトやアプリの広告枠を一括でネットワーク化して管理している事業者が運営しています。

この事業者に依頼すれば、複数の広告枠に一気に広告を表示させることが可能になります。しかも掲載面や方法を工夫すれば、純広告に比べて安く費用を抑えられるのが特徴です。

純広告とアドネットワークの違い

純広告とアドネットワークの違い_図解

アドネットワークには、多くの媒体に安く広告を掲載出来るという点に加えて、掲載依頼をネットで完結できるという利点もあります。

配信システムの管理画面を使って広告の予算や配信期間、配信するメディアや狙いたいターゲットなどを設定するだけで、すぐに広告を載せることが可能です。

アドネットワークが生まれた背景とその恩恵

たくさんの媒体に一気に広告を表示できるということは、それだけ多くのユーザーにアピールできるということです。それなのに、なぜ純広告よりも広告費を抑えることが可能なのでしょうか。

アドネットワークが生まれた背景を知ると、この仕組みについて理解しやすいので簡単に紹介します。
PPC広告のイラスト

アドネットワークが生まれる以前は、今ほどネットユーザーが多くなく、集客力のある媒体もそこまで多くありませんでした。Yahoo!ポータルサイトなど、一部のメディアが力をもっており、資金力のある大手が限られたネット広告枠を仕入れていた時代です。

そこからネットが進化するにつれ、Webサイトの数が増え、ユーザーの数も広告を配信できる媒体の数もどんどん増加していきます。検索エンジンの利便性が高まり、パソコンやスマホが普及し、インターネットをつかった情報収集が当たり前になると、純広告をつかって収益を上げるというマネタイズも一般的になります。

広告主の需要に対してメディアによる広告枠の供給が追いついてきた時代です。
その後、今度はメディアが増えすぎて競争が激しくなり、収益化に苦労する媒体も多くなります。ネットユーザーの数は以前として多いにもかかわらず、うまくアクセスを集められず、広告枠が売れずに在庫を抱えるというWebサイトも現れました。

そこに目をつけたのが、アドネットワークという仕組みをつくった事業者です。アドネットワークは、広告在庫を一元管理したシステム。簡単に言えば、売れ残った広告在庫を格安で広告主に提供するビジネスモデルです。

アドネットワーク側は安く広告枠を仕入れることができるので、広告主に安く販売でき、媒体側はもともと売れていない広告枠なので、安くても売ったほうが利益になります。広告主は安く広告を掲載できるため、多くの配信面に広告を表示させることができるという仕組みです。

アドネットワークは広告在庫の有効活用を可能にした革新的なモデル

パソコンに向かう男性のイラスト

売れ残りと聞くと印象が悪いかもしれませんが、広告効果が悪い配信枠ということではありません。

アドネットワークが誕生する前は、たくさんの人にアピールするには閲覧数の多いメディアに広告を掲載する必要がありました。必然的に、閲覧数が少ないメディアの広告枠は売れません。

しかし、アドネットワークは、閲覧数が少ないメディアでも、数多く集めればいいという考え方です。10,000人に見てもらえるWebサイトに掲載するのも、500人に見てもらえるWebサイトを20個集めて掲載するのも、合計すると見てもらえる人数は変わりませんよね。

また、掲載メディアの数や種類を絞ることで広告費を低く抑えることができるので、広告予算が少ない企業やフリーランスでも、アドネットワークは手軽に利用できます。

メディアの数や種類が増えることでターゲットや配信面の選定、運用管理はすこし複雑になりますが、利用者が増えるにつれて便利なツールや仕組みがどんどん実装されています。

【ランディングページへの集客方法4】SNS広告

SNSのイラスト

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に広告を掲載することも可能です。

SNSとは、画像や動画、テキストを用いて友人や知人をはじめとする様々な人とコミュニケーションが楽しめる仕組みです。本質は人のネットワークなので、ユーザーが多いほど価値が高まり、行われるやりとりも活発になります。

人気のあるSNSほど、より高い広告効果が見込め、ユーザー数が多いTwitterやInstagram、Facebook、LINEが広告媒体として代表的です。

配信面はユーザーが近況などを投稿するタイムライン、検索結果画面、ストーリー投稿など様々です。

facebook広告サンプル画像

引用:https://ja-jp.facebook.com/business/ads/ad-formats

SNS広告では、ユーザーの投稿とほとんど変わらない見た目の広告を掲載することができます。これにより、広告っぽさを感じさせることなく自然に読んでもらうことができ、内容が好まれればシェアやフォローを通じて多くの人に広めてもらうことが可能です。

SNSはコミュニケーションツールなので、話題になるような広告クリエイティブをつくることが大切です。また、一方的にアピールするより、共感を生み出すような双方向のコミュニケーションを意識するとよいでしょう。

会話はキャッチボールであるとよく言いますが、和を乱すような一方的な発言や場の空気を乱すような振る舞いは会話では受け入れられません。SNSはいわば、ユーザーがテキストや画像をつかって会話を楽しむ場なので、いちユーザーとして会話に参加する感覚をもつと効果的な広告をつくることができます。

WEB広告をつかってランディングページへの集客を実施しよう

どんなに魅力的なランディングページを作っても、商品やサービスを必要とする人に見てもらえなければ成果は上がりません。そして閲覧数を増やすには、きちんと広告予算を確保して、継続的に広告を打つ必要があります。

今回ご紹介したWEB広告は、どれもランディングページへの集客に効果を発揮するものです。ただし、それぞれに集客の向き不向きがあるため、具体的に検討を進める際は十分なリサーチを行ってから広告を掲載することが重要です。

取り扱う商品やサービス、広告予算の規模、達成したいCVなどによって様々なアプローチが考えられますので、この記事を参考にして集客の検討を進めていただければと思います。

お問い合わせバナー画像

>ランディングページのことなら、ランディングページサポートセンターへ

ランディングページのことなら、ランディングページサポートセンターへ

私たちはこれまで、さまざまな業界・業種のお客様にランディングページ制作のサポートを行ってきました。その数は600件を超えます。「そもそもランディングページがどういうものか分からない」「ランディングページ以前に自社の強みを明確にしてほしい」という方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。WEBからの問い合わせや売上が効率的に増える「自動的に売れる仕組み」をご提案いたします。

CTR IMG